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バイオエタノール脱水膜ユニット
バイオエタノール向けにポリイミド製の有機蒸気脱水膜を用いた脱水膜装置について、ご紹介します。
プラント装置の特徴
- ・宇部興産株式会社のガス分離膜技術により開発された芳香族ポリイミド製分離膜を採用
- ・蒸留法であれば共沸する組成であっても、膜にて水蒸気を除去する方式なので容易に脱水が可能
- ・蒸留法に比べて、スチームの大幅な節約が可能
- ・蒸発させた蒸気を膜モジュールに供給し、透過側と非透過側の差圧を維持するのみで脱水が可能
- ・ポリイミド膜のみでエタノール純度99.5%以上にまで脱水することが可能
- ・ポリイミド膜は耐熱性、耐溶剤性にすぐれており、蒸気透過方式なので膜の汚れが少なく寿命が長い
設計仕様
- ①処理液 :85.7wt%エタノール
- ②処理量 :60L/hr
- ③製品組成:エタノール99.5vol%以上
- ④回収率 :98%以上
課題・提案:
JASO規格に適合する無水エタノールの製造設備が求められていました。ポリイミド膜は、水蒸気を透過しやすく、アルコール等の有機化合物の蒸気を透過しにくいという性質を持っています。そこで、省エネ・省スペースが可能な膜分離設備により、蒸留設備で濃縮されたエタノールを無水化する設備を御提案しました。
効果:
装置は2,300□の架構内に、サービスタンク、蒸発缶、過熱器、脱水膜およびコンデンサーをユニット化し、据付が容易な形状にしております。