日本化学機械製造の環境設備機器

ジオキサンは、トランジスター用・合成皮革用溶剤、塗料・医薬品の合成原料、塩素系有機溶剤の安定剤などに用いられています。
また、ジオキサンは、水や種種の有機溶剤と任意の割合で混じり合う為、溶解力の高い溶剤として広く使用されています。
しかし、ジオキサンと水は共沸するため、ジオキサンの脱水精製には第3成分を添加して共沸蒸留をおこなう方法がありますが、当社では塩類の水和力を利用した塩析操作を利用したジオキサンの脱水システムを提案し、イニシャルコストの低減と省エネ化を図っております。

• 運転方法　24時間連続微塵運転
• 処理量　　1250　kg/hr
• 原料組成　ジオキサン　24wt%　　水分　73wt%　　高沸物　3wt%
• 製品組成　ジオキサン　99.5wt%以上　水分　0.5wt%以下
• 回収率　　99%以上

• ①ジオキサン原液は濃縮塔で、水-ジオキサンの共沸組成近くまで濃縮されます。
• ②濃縮ジオキサンは、50%苛性ソーダと混合され、デカンターで静置分離されます。
• ③上層液の水分が少なくなったジオキサン溶液は、脱水塔で脱水精製されます。
• ④下層液の苛性ソーダ水溶液は、苛性濃縮装置で、50%濃度に濃縮し再利用されます。