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脱水膜(MEK・IPA・アルコール類)
装置紹介
有機溶剤の脱水は、従来から蒸留法が広く行なわれてきました。ただ、以下の欠点があります。
- ①共沸点がある場合は分離不可能。
- ②共沸蒸留のため、第三成分を混合した場合、同成分の回収塔が必要。
- ③気液平衡に支配される。
これらの欠点を改善する為、蒸留法にポリイミド製分離膜(宇部興産㈱製)を適用したシステムを開発しました。
特長
有機溶剤の脱水は、従来から蒸留法が広く行なわれてきました。ただ、以下の欠点があります。
- ①蒸留法であれば共沸する組成であっても、膜にて水蒸気を除去する方式なので容易に脱水可能。
- ②蒸留法に比べて、スチームを大幅節約。
- ③蒸発させた蒸気を膜モジュールに供給し、透過側と非透過側の差圧を維持するのみで脱水可能。
- ④ポリイミド膜のみで溶剤純度99.9%以上にまで脱水可能。
- ⑤ポリイミド膜は耐熱性、耐溶剤性にすぐれており、蒸気透過方式なので膜の汚れが少なく長寿命。
適用溶剤
適用溶剤:MEK,MIBK,エタノール,IPA,酢酸エチル等
不適溶剤:酸・塩基類,塩素化炭化水素,ピリジン,フェノール等
フローシート