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DMF回収装置
装置紹介
DMF(ジメチルホルムアミド)は、アクリロニトリル系繊維の溶媒等、繊維工業をはじめ、石油化学工業における抽出・脱水などに使用されています。ところが、DMFを水溶液から分離・回収しようとする場合、次のような問題点が出てきます。
- ①水との親和力が強いため、水和物をつくる。
- ②不純物としてアルコールやアミンが入りやすい。
- ③熱に弱く、特に酸・アルカリの存在下では不安定で、ジメチルアミンと蟻酸に分解しやすい。
- ④目や鼻の粘膜などを侵すため、人体に影響を与える。
これらの問題点を解決したDMF回収装置を紹介いたします。
特長
- ①希薄原液からの回収に対してスチーム量節減のため、最初の濃縮工程に、多重効用缶の原理を利用した効用式減圧蒸留と高純度回収製品を容易に得る為の減圧共沸蒸留法とを組合わせたプロセスを採用。
- ②納入実績では、原液DMF10wt%から、純度99.8%以上のDMFを回収、排水中のDMF濃度も20ppm以下となり、環境に配慮した装置である。
- ③運転は連続無人運転である。
フローシート